top of page

「○○さんのようなカウンセラーになりたい」と思うあなたへ

  • C3
  • 4月15日
  • 読了時間: 4分

更新日:5月1日

カウンセラーになりたいあなたへ

10年間、毎日怠らない研鑽。

成功と失敗の連続。

車が買えるほどの自己投資。


それでも「本気」で続けられるなら、あなたもきっとなれます。


これが、少なくとも「なりたい」と言ってもらえる私たちの現在地です。

明日はさらに研鑽と、成功と失敗、自己投資が重なった一日になっていると思います。


少し厳しい書き出しになったかもしれませんが、キャリアカウンセラー・キャリアコンサルタントとして、現実的な回答をお伝えします。


これからその理由を挙げていきます。

一つひとつに「私は大丈夫」と思えたなら、それはもう十分に歩み始めている証拠です。

あなたは、プロフェッショナルとしての道を着実に進んでいます。


これは「○○さんのようなカウンセラー」になりたいという話に限らず、「○○さんのようなプロフェッショナル」や「○○さんのような人間」になりたいと思ったときにも、共通する部分が少なくありません。


本気で目指す人が通る道には、それぞれの分野で多少の違いがあっても、努力の継続・自己投資・人間力の磨き上げといった「共通の本質」があるのです。


「なりたい」は、「目標」ですか? それとも「思いつき」ですか?

「相談されることが多くて」

「聞き上手だと言われて」

「憧れのカウンセラーがいて」


それは「きっかけ」や「動機」にはなりえますが、「目標」と同義になるとは限りません。


本気で目指している人は、「教えてください」ではなく、「始めました」と伝えてきます。

すでに動き出していて、学ぶために時間もお金も使い始めているのです。


これは、支援者としての視点だけではなく、私たちがこれまでの人生で出会った多くの尊敬できる人、自分の人生を豊かにするために行動に移せる人たちに共通する特徴でもあります。


「まず答えを聞いてから」と足踏みしている間に、本気の人たちは一歩でも前に進んでいます。

その差は、一年後には取り返しがつかないほど開いているかもしれません。


今の自分の延長で、なれると思っていませんか?

「人の話を聴くのが好き」

「今の仕事でも相談を受けている」

「なんとなく向いている気がする」


もしそう思っているのであれば、「現実」と「気持ち」に乖離があるかもしれません。


カウンセリングは「普段の会話」の延長ではありません。

背景や価値観、時代性まで汲み取りながら対話を進める、専門性の高い仕事です。


「今の延長」でなれるものではなく、人生の優先順位を変えてでも、向き合い続ける覚悟が必要です。



継続した努力の先にしか、プロフェッショナルは存在しない

私たちは10年以上、ほぼ毎日1時間以上、年代・性別・時代背景を踏まえたケース分析を続けてきました。

エゴグラムなどの理論を扱いながら、実際の現場で「使える知見」に育ててきたのです。


その間に投じた自己投資は、車が1台や2台買えるほど…人によっては家が買えるレベルの金額になることもあります。


なぜ、そこまでするのか?

それが、必要だとわかっているからです。


たった1年で、社会情勢も、クライアントの悩みの傾向も、法律や制度、さらには理論や技法までもが変化します。


私たちは「変わる世界」の中で、常に「変わらず信頼される存在」でなければなりません。

だからこそ、日々学び続け、常に自分をアップデートし続ける必要があるのです。


プロフェッショナルとは、「簡単に手に入る肩書」や「合格すれば得られる資格」ではありません。

骨の髄まで染み込んだ習慣と経験。

そして、それを磨き続ける覚悟と、地道な努力。

そのすべての積み重ねの上に、ようやく立てる「在り方」なのです。


人間力の向上を、後回しにしていませんか?

理論や技法を学ぶ前に、まず「人としてどう在るか」を自分に問いかけていますか?


「人間力」が伴わなければ、どんなに知識を詰め込んでも意味がありません。

特にカウンセラーは「理論や技法を使うこと」ではなく、「信頼される人であること」が重要で大前提の仕事です。


その信頼は、日々の在り方と人間力の積み重ねでしか得られません。


最後に:カウンセラーになりたいあなたへ

「なりたい」と思うことは、素晴らしいことです。

でも、本当になりたい人は、もう動き出しています。


思いだけでは届かない現実があること。

憧れだけでは立てない場所があること。


それを、ここまで読んでくださったあなたはきっと、少しずつ理解し始めているのではないでしょうか。


この文章は、あなたに「無理だ」と伝えるためのものではありません。

むしろ、「それでもやる」と心に決めた人の背中を、少しでも押すためのものです。


今日が、あなたの「始める日」になることを願っています。



Comments


Commenting on this post isn't available anymore. Contact the site owner for more info.
bottom of page